2012年9月22日土曜日

教会創立75周年ミサのパウロ神父様の挨拶


皆さんようこそ

今日は色々な所から私たちと喜びを共にするために来ていただいてありがとうございます。

新居浜教会は創立してから既に75年が経ちました。その歴史を見ると、新居浜教会の出発点は愛の秘跡、すなわち、ミサに強く結ばれています。昭和5年(1930年)前後に新居浜の住友系会社に勤務するドイツ人技師がいました。

彼がミサの大切さが分かって、その素晴らしさを味わうために、毎日曜日新居浜市から今治教会までその当時の道を通いました。

そして彼は新居浜にも教会が建てられる事を強く希望し、建設資金の援助を申し出ました。昭和12年(1937年)にその時の建物の献堂式が行われました。信徒は7人でした。

この75年間を振り返ると神様の計らい、その導きをはっきり認める事が出来ます。すると心は感謝の気持ちで溢れます。

神様に感謝するのはまずドミニコ会の神父様たちを。彼らが最初から60年以上もの間、新居浜教会に同伴して共に信仰の道を歩んで下さいました。私たちの信仰を導き支えて下さったからこそ、今日はこの創立75周年を迎える事が出来ました。今日はこのミサにあたって、ドミニコ会の神父様たちに心から感謝します。

献堂式と共に幼稚園の開園式も行われました。その時からドミニコ会のシスターたちは教会と共に働いて、幼稚園によって新居浜市の人々の繋がりを作りながらイエス様の良い知らせを伝える事が出来ました。シスターたちの祈りや協力のお陰で蒔かれた信仰の種がよく成長しました。喜びの内にシスターたちにも感謝します。

ドミニコ会の仕事を受けたのはスペイン会の教区司祭でした。その時から様々な変化がありまして、弱さを見せる事となりました。聖パウロの表現を借りて弱いときにこそ神様の力がはっきり現れる。これまで色々な人や出来事によって導いて下さった神様に感謝しながら私たちの未来を神様に委ねます。

聖パウロの言葉を思い出します。「ある人たちは信仰の種を植えた、他の人々はその上に水を注いだ、しかし、成長させて下さったのは神様です。

75年前に、あるドイツ人が感謝の祭儀、ミサの大切さが分かって、新居浜教会の歩みが始まりました。そのリレーのバトンを受け継いだ私たちもミサの素晴らしさを分かりながら、現在に信仰の道を歩み続けたいです。

そのドイツ人を始め亡くなった人々を思い出しながら、祈りましょう。

神様、私たちは弱いです。新居浜市の人々の為に祈りながら彼らと共に歩んで行きたいです。どうか、とるに足りない僕、新居浜教会私たちをこれからもよろしければ、お使い下さい。

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